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地域言い伝え

遠州地方の七不思議について

「信州七不思議」は、遠州七不思議、越後七不思議と共に日本の三大七不思議と言われてきた。


 信州地方の七不思議には、メインとして「信州七不思議」がある。
そして、諏訪神社上社七不思議、諏訪神社下社七不思議、松原湖の七不思議、宮下の七不思議、京の岩七不思議、嗚海の天神七不思議、生島足島神社七不思議、小県の七不思議、太郎山の七不思議、川中島古戦場の七不思議等色々な七不思議があり、遥かなる昔から里人によって連綿と語り継がれて今日に至っている。


信州七不思議のメインである「信州七不思議」は次のようである
1.海から遠いのに塩辛さを好む。

1.水が清澄であるのに、顔を洗わない人が多い。

1.信州は山々の樹々に囲綾されているのに、何故か生木を焚く。

1.善き仏(善光寺)があるのに仏心が僅少である。

1.田畑が少なくして子どもが多い。

1.理屈が多いので事がはかどらない。度々どうどう回りをしてしまう。

この他にも二つを信州七不思議に入れる地域もある。
1.田地少なくして大飯を喰う。

1.米なくして大勢で生活している。

この信州七不思議は、信州人の生活習慣や性格のデメリットをダイジェストしているとも言えるのではないか。

この信州七不思議のルーツについては、ニ説がある。


一つは、越後の人である僧侶の月性(げっしょう)が信州に来て(善光寺で修業)、ふるさと越後地方との相違について七つの事柄を挙げたことに由来するとも言う。

一つは、現在の上越市高田の人である、俳人の芙掌坊長哢が現在の長野市信更町吉原に庵を結び、信州の四季の変化に富んだ素晴らしい自然を友として金流三昧な日々を送られていた際につれづれのなぐさめに記したことに始まるとも言われている。

 ところで、日本の最古の七不思議といえば、「諏訪神社(上社・下社)」の七不思議の記録がそれである。諏訪神社(上社・下社)七不思議は、神社仏閣に関連している。


御神徳、霊顕、御厨徳による、摩許不思議としてしまったと言える。常識では信じられないことを神仏と結びつけて信仰の対象としてしまった古い時代の方々の純朴さには、心を打たれる。
 
 信州、信濃は古くは「科野(しなの)」と書いている。全国区と言える信州のメッカである。「善光寺」と「諏訪神社」がある。又、「戸隠神社」も古い歴史を刻んで今日に至っている。


(日本戦国史研究家:加藤鎭穀 曳馬在住)

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