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柚子胡椒

 出合ったのは九州に赴任していた10年以上前のこと。同業他社の記者と一緒に入ったうどん屋で「がばいうまかけん入れんね(すごくおいしいので入れてごらん)」と言われ、そのおいしさを知った(*余談1)

 柚子皮、塩、唐辛子だけからつくられたシンプルな調味料「柚子胡椒」(*余談2)。当時、九州以外ではあまり見かけなかったが、あの味が忘れられず、東京本社勤務となってからは都内で九州各県の物産館などで見付けると購入しては、味の違いを楽しんでいた。

 その中でも一番のお気に入りが、新宿駅南口近くの宮崎県の物産館「新宿宮崎館KONNE」で購入したもの。浜松に単身赴任してからも、帰省の際に新宿近辺に行くことがあれば必ず買い込んでいた。最近は柚子胡椒も全国区になり、大手メーカーも参入してスーパーでも購入できるようになったが、お気に入りの宮崎産を超えるものには今のところお目にかかっていない。先日も、宮崎産が切れたたためとある県産の柚子胡椒を買ってみたのだが、味が全然違っていた。同じ素材を使いながら、これだけ味の違いがあるのはなぜか、興味深い。

 まだ、買いに行く機会がないのでとりあえず食べきった空瓶の写真をつけておく。このエントリーを読んで興味を持った人は、参考にしてほしい。

                                     毎日新聞浜松支局・瀬上順敬


*余談1 「がばい」は佐賀弁で「とても」を意味する副詞で、「すごい」を意味する形容詞ではない。「佐賀のがばいばあちゃん」という本がベストセラーになったが、「がばい」を使うなら「佐賀のがばいすごかばあちゃん」としないと正しい佐賀弁ではない。

*余談2 九州では広範囲で唐辛子のことを「コショー」と呼び、本物の胡椒は「洋ゴショー」と呼び分けている。と言われるが、厳密に分けて話さない人もいるので場合によっては文脈からどちらであるかを判断しなければならない。









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