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浜松中心市街地の行方

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 浜松に来てから1年半がたった。着任前は、浜松がどこにあるのかすら知らなかったのに、取材し、暮らしてみると愛着がわいてきて、今ではすっかりハマッコ(私は横浜出身)から浜松っ子になったつもりでいる。


 だからこそ、憂うべきことがある。中心市街地の現状だ。旧イトーヨーカドーのビルはせっかくオープンした食品スーパーが7カ月足らずで閉店。振り出しに戻ってしまった。松菱跡地は赴任当初「大丸がやってくる」と聞いて心を躍らせていたのだが、結局断念。たった1年半しか住んでいない私でもショックを受けるのだから、何年も心待ちにしていた本物の浜松っ子たちのショックはどれほどのものだろうか。しかし返ってくる声は意外と「しょうがないわよ」が多い。


 そんな声を知ってか知らずか、事業者は「努力しています」を繰り返す。松菱の本館の建物は築数十年が経過しているが、耐震測定すらしていないという。素人目に見て危ないと思うのは私だけだろうか。


 先ほどの市民の声には続きがある。「だって、私たちにはどうしようもないもの」。企業や行政の甘い見通しのツケを負わされ続けた市民の思いを、彼らにはきちんと受け止めてほしい。


                                          毎日新聞浜松支局・小玉沙織









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