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浜松市立富塚中学校

特集

“理系コンビ”が支える、躍進の化学反応
浜松市立富塚中学校

意識したのは、チーム力と考える力

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今年5月に行われた静岡県中学生サッカー選手権大会。名だたる強豪チームがひしめく中、富塚中サッカー部は公立中学としては異例の3位という好成績を残しました。躍進へと導いたのは、今春大学を卒業したばかりの河邊友希先生。自身も長年サッカーをプレイしてきた経験を生かし、フレッシュな指導法で生徒たちのポテンシャルを引き出しました。「まずは部員全員のフルネームを覚え、名字ではなく名前でコミュニケーションを深めていくことから始めました。顧問についてから大会まで1週間ほどしかなかったので『どうしたら勝たせてあげられるか?』のために特に意識したのがチーム力。技術の高い生徒たちが多く、個人技主体のサッカーになってしまっていたので、もっと互いをカバーしながら堅守速攻の姿勢を徹底していきました。もうひとつ、生徒一人一人がいかに『自分で考える』ことができるかも重要でしたね。『この練習は何のためにやっているのか?』『なぜ今のプレーは注意されたのか?』など、ただ言われたことをやるのではなく『なぜそうなのか?』『何のためなのか?」を一人一人が考え、答えを見つけ出していけるよう意識しています」。



「ほとんど知らない」という刺激

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もう一人、河邊先生とともに顧問を務める神谷利之先生の存在も無視できません。神谷先生はサッカー経験こそありませんが、教員歴20年以上のベテラン。今期から同校に異動してきたという意味では河邊先生と同じ“新米”です。「教員になって間もない河邊先生と今年異動してきた私。富塚中のことをまだほとんど知らない私たちが顧問になったことで、新しい刺激みたいなものがあったんでしょうね。それが上手く作用して、今回のすばらしい成績を引き寄せてくれたのかもしれません。私はサッカーの指導はできませんが、生徒たちの人間形成の部分、保護者の方々とのパイプ役という点で力になれたらと思っています」。



もうひとつ上の舞台への挑戦

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周囲から「県3位」というプレッシャーがかかる中、富塚中サッカー部は現在、浜松地区中学校総合体育大会を戦っています。「選手権では地区予選、県大会ともに準決勝で敗れているので、3年生の最後の大会では何とか決勝で戦うという経験をさせてあげたい」と河邊先生。その実現を陰で支えていくのもまた、理科教員の河邊先生、ベテラン数学教員の神谷先生の“理系コンビ”が奏でる化学反応なのかもしれません。


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