プロ野球版「失われた10年」

今月のCS研では千葉ロッテマリーンズ事業部長のお話をお聞きしました。


まずは日本のプロ野球の現状と課題から

 

07年の日本のプロ野球(NPB)とアメリカ大リーグ(MLB)の収入を比較すると、日本の1000億円に対し、米は60億ドルと6倍以上の差があるが、10年前は1.6倍程度の差でしかなく、球団数の差を考えれば、一チーム当たりの収入はほぼ同等だった。

 
 

この10年間、NPBの売上げはほぼ横ばいで推移しているが、なぜこれほどの差が出来てしまったのか、それは日本のプロ野球がグローバル化、IT革命、多様化に乗り遅れた点にある。これを業界ではプロ野球版「失われた10年」と呼んでいる。

 
 

NPBの場合、オーナー企業に依存する体質で親会社の方針が重視され、球団はビジネスというよりもオーナー企業と選手会との調整役のような役割に終始する運営管理会社でしかなかった。
 
 
 
 
 
球団の売上は、チケット収入、放送権料、スポンサー収入それに球場での物販や飲食が主なものだが、上記のような理由から球団自体がビジネスとして収益を挙げる努力を怠ってきた。
 
 
 
 
その点、MLBが飛躍的に収益を伸ばすことが出来たのはビジネスモデルの再構築に成功したことにある。

 
 
MLBの各チームは、持ち株会社の元に、スタジアム・球団・権利ビジネス・ローカル放送局を参加に置くような組織となっており、それぞれがチームと一体となって収益をあげる努力をしている。
 
 
 

まずはチームとしてのブランド価値の向上をはかり、選手ではなくチーム自体の魅力を高めることでローカル放送収入や、商品化権、CM、イベント、そしてノウハウの提供なども収益モデルとすることで新たなスポーツ産業を確立することに成功した。
 
  
  
 

というようなお話でした。
 
 

スポーツというとプロであっても日本ではビジネスというイメージをあまり持たないのが一般的なのかもしれませんが、日米でこれだけの差があることをを知ると相変わらず旧態依然とした体質が残るNPBに不安を感じますね。
 
 

そうした中、千葉ロッテマリーンズをはじめパリーグではあらたな取り組みが始まっているようです。

 

パリーグやロッテの取り組みについてはまた後日。

 
 

CS研
http://www.service-lab-tms.co.jp/


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