この国の「貧しさ」

社会企業家フォーラムや日本的CSRについてなど、田坂広志さんの文章から気づかされることがよくあります。


田坂さんのメルマガ、「風の便り」 ふたたび  第96便には大いに考えさせられました。

以下、全文をご紹介させていただきます。


この国の「貧しさ」


 何年か前、参議院の参考人として招かれ、
 議員の方々から、次の質問を受けました。


  国の「豊かさ」とは何でしょうか。
  どうすれば、我が国は、
  「豊かな国」になることができるのでしょうか。


 この質問に対して、心に浮かんだのは、
 ただ一つの思いでした。


  我々は、どこまで豊かになれば、
  自らを「豊かな国」と考えるのだろうか。


 その思いでした。


 半世紀を超えて戦争のない国
 世界第二位の経済大国
 最先端の科学技術の国
 世界一の健康長寿の国
 世界有数の高等教育の国


 歴史を振り返るならば、
 かつて、こうした境遇に恵まれた国は、
 この地球上に存在したことはなかった。

 我が国以上に「豊かな国」は、
 かつて、存在したことはなかった。


 そのことに気がつかない。


 それが、
 この国の「貧しさ」なのかもしれません。

 2003年9月1日
 田坂広志

先週の昼礼の話題としてこのコラムを取り上げ、スタッフ全員に話し合ってもらったところ、様々な感想が出ました。


*アフガニスタンやカンボジアの子供達は目が輝いている。目標をもてない日本の子供のほうが心配

*昔は貧しい生活からだんだん良くなってきたから希望を持てたが豊かになった今はどこに向かえばよいかわからず、気持ち的には不安になってきている

*アメリカの物真似をしてきたせいでは

*人間同士の心のやり取りが少なくなっている

*秋葉原の無差別殺人事件をTVで見たが、見物人が笑っていたり、携帯で写真をとったり話をしている様子に違和感を感じた

*人間の欲望には限りがない、心の教育が必要

*「愛国心」もたいせつでは


などなど、いつも以上に多くの感想が寄せられましたが、皆感じるものがあったようです。

「貧しさ」という問題について、政府の対応や、例えば大企業のせい、マスコミのせいにすることは簡単かもしれませんが、誰かに責任転嫁するのではなく、自らができることで「心の豊かさ」を実践していくことが大切なのではないでしょうか。


これがCSRの本質のような気がします。


田坂広志 「未来からの風フォーラム」
http://www.hiroshitasaka.jp/

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