トップダウンはコストダウン

浜松人必読の一冊がコレ、鈴木修さんの「俺は中小企業のおやじ」。


スズキの社長兼会長である鈴木修さんを、浜松人は親しみを込めて、「おさむ」さんと呼びます。
 

3兆円を越す大企業でありながら、いつも「スズキは中小企業」と言っていた修さん。
その言葉にいつも違和感を感じていましたが、この本を読むとなるほどと納得します。
気取らないざっくばらんな人柄が良く表れた面白い一冊です。

 
 

本の内容は、年商3200億円の中堅企業であったスズキが3兆円を越す大企業になるまでの変遷が書かれているものですが、数々のエピソードの中に「中小企業のおやじ」らしさがあふれています。


例えば

「ワゴンR」のネーミング。

最初は「ジップ」という名称に決まったのに違和感を感じ再検討、「スズキにもセダンがある。セダンもあるけどワゴンもある。だからワゴンあーる(R)でいいじゃないか」とひらめいた話など、まさにユーモア・しゃれっ気のある修さんらしいエピソードです。


中小企業というのは良くも悪くもトップである社長が目立つもの、人も金も余裕がないから、トップは即断即決で経営判断をしなければならないからそうならざるを得ないでしょう。そうした経営判断を3兆円規模の大企業になっても続けられるのがカリスマ性なんでしょうね。


 
 

本の中には修語録とでもいうべき、時々にあわせた様々な発言語録が載っていますが、
 

中でも心に残ったのは

「できない理由を聞くヒマはない。どうすればできるかを言ってくれ」


この言葉、そっくりそのまま使わせていただこうと思っています。


また

「ボトムアップはコストアップ、トップダウンはコストダウン。」


これはGMとの小型車プロジェクトで合意が果たせず時間ばかりが経過していた中、「会議やリサーチが長引くばかりで結論が出ないでは困る。スズキなら5分で決定できる。ボトムアップはコストアップ、トップダウンはコストダウン」とGM側に早期決断をするようにと求めた一言のようですが、この言葉に鈴木修さんの経営哲学のすべてが凝縮されているようにも思えます。
  
 
 
もちろんボトムアップもなされていないようでは10倍もの成長をする企業になりえるわけはありません。
 
 
 

 
その上でこのような発言ができるのが中小企業のオヤジたる所以であるし、スズキの社風であり力量なのでしょうね。


 

スズキ流のすべてに納得できるわけではありませんが、この人間味あふれる経営者からは学ぶものも多いとあらためて感じました。


« ありがとう米 | メイン | 静新地域貢献賞をいただきました »

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.mai-ca.net/cgi-bin/mt6/mt-tb.cgi/1110

プロフィール

写真:社長

浜松暮らしを楽しむ人を応援するアウンズ・ヤナギハラ社長の日記です。

2015年10月

        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

アーカイブ

携帯E-RA日記

QRコード

携帯からもE-RA日記を楽しめます。