ホテルアソシア名古屋ターミナル

昨日参加した、中部経営品質研究部会のセミナーでは久しぶりの感動を覚えました。
 


講師はホテルアソシア名古屋ターミナル代表取締役、柴田秋雄さん。

 

当ホテルは今年で35年を迎える、旧国鉄時代に建てられたシティーホテルですが、駅前の好立地から当初はあまり努力をしなくても稼働率の良いホテルでした。
 


ところが平成12年、駅前にツインタワーがオープンし同系列のマリオットアソシアという高級ブランドホテルがオープンすることで状況が激変、次第に減少する客数とともに従業員の士気は低下をたどり赤字に転落と経営危機に陥りました。
 
 

上席役員が責任をとって退任した後を受けたのが当事部長だった柴田さん。この危機的状況を従業員とともに共有し、まずは経営理念から全員で議論をすすめ
 
 

「すべての活力の源泉は人である」
「日本一幸せな従業員を目指そう」
 
 
 
という社員重視の理念のもと、すべてをオープンに成果を公表するという基本方針に基づき、社員自らが考え行動する組織・風土に変えていきました。
 
 

ホテルのフレームワークを、今までの婚礼中心からレストラン・宿泊に変え、売上規模も以前の2分の一以下でも利益のでる体制を目指す方針に切り替えましたが、全員の努力にも関わらず初年度は赤字を避けられない状況に、その際、労働組合側から「賃金を10%カットして黒字に」という信じられない要求をされたということでした。
 
 

まさに労使一体となって経営を考えていく組織に変貌した瞬間だったのではないでしょうか。

 

その後も、ホテルの常識を覆すようなサービス、商品を次々と開発。

 

例えばレストラン玄関のワゴンで売る、栗きんとんは年間6000万、一本200円のとうもろこしは年間8000本。
 


というように、社員の自発的行動から多くの新しい売上を作り出しています。

 

そうした努力から、今では名古屋のホテル業界では一番のボーナスが払える会社にと変わったそうです。
 

 

サービス向上委員会・手話サークル・音楽隊・花組(自宅でホテル用の花を育てる)・ピカピカチーム(掃除隊)などのサークル活動もすべて自主的なもの。

 

レストランが終了した、深夜一時から行われる毎月の大掃除には無給で参加するアルバイトもいるというエピソードからは、まさに自分達の会社・ホテルであるという認識が全員に根付いていることがよくわかりました。

 

その他にも、社員・家族を大切にした様々な取り組みをされていることをお聞きしましたが、約10年でこれだけの組織風土を作り上げたことに感激した次第です。
 


早速、帰りに軽食レストランに立ち寄ってきましたが、いわゆる高級ホテルのようなかしこまった挨拶、サービスではなくもっとフレンドリーなサービスを心がけているようでした。
ちょうどお客様が食べかけのケーキを持って帰る時の対応や、気軽にお話している様子などから、ほのぼのと温かい空気が流れているのがよく感じられます。

 

皇室の方や、日本のトップ企業の会長がよく食事にこられるというのも良くわかる気がしました。
 
 


あらためて社員の自発性を育てるには何をすべきかということを教えられた気がします。
 

 

ホテルアソシア名古屋ターミナル
http://www.associa.com/nth/

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