先週、浜松マーケティング研究会の視察で名古屋に行ってきました。
矢野新一先生と行くこの視察会も今回で8回目、四国・九州・北海道・東北・信越・関西・関東・・・・、振返ってみればほぼ全国を回ったことになります。
今年は残った中部地区ということで名古屋周辺の元気な企業を訪問しました。
なかでも一番印象に残ったのが、広告会社の新東通信さん。
売上160億円という中堅ですが、そのユニークな展開で業界でも有名な企業です。
ユニークさの一例を取り上げると、スペインのバルセロナに支社があること。
日本企業でバルセロナに支社があるのは数社しかないそうですが、
「本を贈る日」として日本でも定着している、「サンジョルディの日」を名古屋発のイベントとして全国に広めたり、愛知万博のPRブースをセビリア万博で運営したことがきっかけでスペインの関係が深まり進出することになりました。
平成18年にはスペインの文化を日本で広めたことが認められスペインの文化勲章「アルフォンソ十世勲章」を谷会長が受けています。
ちなみに名古屋「愛・地球博」ではアフリカ共同館のプロデュースを手がけましたが、まとまりのないアフリカ20カ国の国々をまとめ共同館とするのはかなり大変な作業だったとのこと。
他にも70年代にフリスビーをゲームではなくスポーツとして広げたりと、スポーツやエンタメに強い会社として有名です。
仕事の原点は「何かおもしろいことないか」
一般的な広告会社が媒体売りに力を入れるのとは違い、常にこの原点にそって仕事を開拓しているからこんなユニークな経営ができているのだと思います。
創業40周年を機に作られた経営理念のカードをいただきましたが、
今までに様々な企業のクレドやミッションのカードを見た中で、新東通信さんのカードほど面白いものはありませんでした。
このカードのデザイン一つとっても「面白いこと」を追及する精神があふれています。
新東さんの経営理念は
「われわれは”発見のマーチャンダイズ”からヒューマンクリエイティブを通じて、社会的に自己実現を図るおもしろ集団である。」
ですが
広告会社に”マーチャンダイズ”という考え方を取り入れている企業は果たしてどのくらいあるのでしょうか?
この発想に大いに感激し刺激をいただきました。
さて創業者である谷喜久郎(たにきくろう)会長は今年満70歳。
会長にこれからの目標についてお聞きすると、これからは「アジアでの展開」を10年かけて成功させ、80代になったら少しはのんびりしながら大好きな「お笑い」をやりたいということでした。
常に「何か面白いことないか」と好奇心をもつことが若さの秘訣なんですね。
70代になっても元気はつらつ、アイデア豊富な谷会長からは大いに刺激をいただくと共に自分の努力不足を反省させられた次第です。
谷会長そして新東通信さんの皆さん、お忙しい中を本当にありがとうございました。
皆様の益々のご活躍を祈念しております。
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