ワーク・ライフ・バランス シンポジウムに参加して

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先週、静岡県経済産業部就業支援局労働政策課が主催するワーク・ライフ・バランス(WLB)シンポジウムにパネラーとして参加しました。


内閣府のWLB憲章には 


誰もがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たす一方で、子育て・介護の時間や、家庭、地域、自己啓発等にかかる個人の時間を持てる健康で豊かな生活ができるよう、今こそ、社会全体で仕事と生活の双方の調和の実現を希求していかなければならない。
 

とあります。


 
コーディネーターの富田さんからご連絡をいただいた時、基本的にお誘いがあれば何でも受けてしまう私でも、さすがにかなり戸惑いました。WLB言葉の意味も知らず、意識して経営してきたわけでもないのに「どうして当社が?とても無理」というのが本音でした。
 
 




 
 
 
富田さんは以前から当社のことには興味があったようで、特に2011年に「職場流産」という本に紹介された事例を読んで、中小企業のWLBのあり方としては当社のように制度としてではなく、個々の社員に合わせた取り組みがあっていると思われたようです。 
 




 
 
「普段やっていることを話してくれればいい絶対に大丈夫」という声に押され、悩みながらも、これも良い機会と受けたしまった次第です。
 
 



 
 
 
 

さて未来工業の山田社長の基調講演の後、県内東部から伊豆介護センターの稲葉さん、中部からは?松岡カッターの松岡さん、そして西部代表の私プラス山田社長の4人によるシンポジウムが始まりましたが
 
 




 
 
 
コーディネーターからは、
 
 
 

* WLBが企業に浸透しない理由
 
* スタッフがやりがいを感じて働くための心構え
 
* 経営理念を浸透させるには
 
* スタッフの自己実現欲求を刺激するために必要なこと
 
* フレキシブルに対応できる組織風土
 
 
 
 



 
 
などなど、難しい質問が相次ぎましたが、考えている中で、実はすべての答えは経営理念の中にあることに気づきました。
 
 
  
 
 



 

当社のミッションの最初の一文は
 



「私たちは明るく元気な人々が集う楽しいファミリーのような会社づくり」を目指すとあります。
 

 
 
 
 
つまり社員が家族だったらどうすればよいか?というのが考え方の原点ですから、仕事と家庭で悩んでる社員がいたら何とかしてあげるのは当然のこと。
 
 
 



 
 
また社員憲章の一文には



 
 


「私たちはお客様に誇れる会社・社員を目指します」とあります。
 
 
 

 
  
つまりお客様のみならず地域社会に誇れる会社・社員になるという自己実現の目標を達成すること、そのためには会社とともに社員が成長しなければなりません。



 
 

こうした当社の経営理念を実現するために具体的に行っている様々な活動が実はWLBの考え方に結びついているのだということがわかりました。
 


  
 

 
そして、その考え方の原点は、創業者である父の精神が引き継がれているものでもあります。

 


53年前に創業した当時は7人の社員しかおらず、ヒトもカネもモノもなく、同業者からは「あそこはもって半年」と言われた当社がここまでやってこれたのも、長く働いてくれる、しかも夫婦や家族で働いてくれる社員達が大勢いたからです。
 
 
 


昔の支店はすべて店長夫婦が店に住み込んで地域に根ざした仕事をしてくれました。奥さんは子育てをしながら旦那さんと同じように配達・集金・営業そして店舗の管理をしてくれました。
 
 
 


 

そんな苦労をしてくれた女性達が、60才を過ぎた今でも頑張って働いています。

 
 



 
昔は生活のため家族のために働いていた皆さんが、今では自分の生きがいとして働き続けています。
 
 


 

まだ会社の組織も労働環境もそろっていなかった頃から頑張ってくれた、この人達には恩義がありますから、「もう辞める」というまで一生働き続けてほしい。ですから60歳だった定年が65歳になり、68歳になり、そして68歳を過ぎてもまだ働きたいということから、結局は定年がないに等しい会社になってしまいました。
 
 

 

 

こうしたことがWLBの考え方にあっているといえば、そうなのかもしれません。

 

 
 
 

シンポジウムの最後の質問は
 

 
 WLBを漢字一文字で表すと何か?
 
 
 

未 来工業の山田社長は「楽」、他のパネラーからは「輪」「生」という文字が、そして私は「心」。
 
 
 
 
当社の合言葉は「心でとどける。心をむすぶ」

 
 
ですから社内でも「心」を結ぶ環境ができていれば、様々な問題が発生したとしても何とかなると考えています。
 
 
 


今回のシンポジウムでは普段とは違った観点から自社の取組み、歴史や風土を振り返ることができ、頭の中を整理する良い機会となりました。
 
 


来年1月17日には浜松にて、WLBについての講演をさせていただくことになりますが、その日に合わせて一層整理してみたいと思います。
 
 
 

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浜松暮らしを楽しむ人を応援するアウンズ・ヤナギハラ社長の日記です。

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