足し算の発想と引き算の発想

先日、V字経営研究所の酒井英之さんに、経営には足し算の発想をする会社と引き算の発想で経営している会社があるということを教えてもらいました。

その実例としてあがったのがJR北海道とJR九州。
 
 

東海道新幹線のようなドル箱路線を持たない両社はどちらもJRの中では経営的に厳しい環境にある会社です。 
 
 

JR北海道は売り上げを伸ばすことよりも、利益を伸ばすことを重視し生産性向上の為にコストカットを優先した経営方針とったことが結果として列車火災や脱線事故、線路管理ミスなどを多発する結果となり、ますます乗客離れを起こす要因となっています。
 
 

一方JR九州は鉄道の魅力を高めようと列車のデザインに力をいれ、特急「つばめ」や「ソニック」、「JR人吉」など話題の列車を次々と導入、昨年誕生した寝台特急「ななつ星」は1泊2日でも20万以上する高額にも関わらず予約が殺到するという現象が話題となりました。 

 
 

赤字路線を切り離し採算性を上げるという引き算の発想をしているJR北海道に対し、JR九州は個別の路線での採算を考えず、楽しい列車をつくり、足を運ぶ人が増えることで地域を巻き込み、九州全体の活性化や発展を目指すという足し算の発想で経営に折り組んでいます。
 
 

おそらく短期的な収益を見込めるのは引き算発想かもしれませんが、時間がかかっても取り組んで楽しい、やりがいのある経営は足し算発想ではないでしょうか?
 
 
 

様々な業種業界で厳しい経営環境にさらされている今、どちらの発想で経営している会社なのか?
 
 
注意深く見ていく必要がある気がします。

« 2900通のラブレター | メイン | 三枝匡3部作は経営の教科書 »

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.mai-ca.net/cgi-bin/mt6/mt-tb.cgi/2329

プロフィール

写真:社長

浜松暮らしを楽しむ人を応援するアウンズ・ヤナギハラ社長の日記です。

2015年10月

        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

アーカイブ

携帯E-RA日記

QRコード

携帯からもE-RA日記を楽しめます。